ポイントを3~4点にまとめて分かりやすく整理しており、暗記しやすくなっています。
◆開国をめぐる政治過程について述べよ
◆執権政治の展開につて述べよ
◆古代社会における信仰の歴史についてのべよ
◆19世紀における政党政治の歴史についてのべよ
◆奈良時代の政治についてのべよ
◆中世から近世の農民生活について
日本の歴史
◆開国をめぐる政治過程について述べよ
1.弘化元年(1884)年、オランダ国王親書がもたらされ、開国の勧告をしてきた。幕府はこれを拒否したが、この年フランス船、翌年イギリス船が琉球に来航して開国・通商を要求するなど、幕府の鎖国政策を揺るがす事件が頻発した。さらに翌年アメリカも国交と通商を要求したが、幕府は拒絶した。
2.嘉永六年(1853)アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが浦賀に来航し、大統領の国書を提出して開国を求めた。幕府は翌年に回答すると約束してとりあえず退去させた。その翌年、ペリーは再び来航して軍事的圧力をかけ、幕府はそれに屈して日米和親条約を結んだ。次いでロシア、イギリス、オランダとも追う訳を結び、「鎖国」に終止符が打たれた。
3.安政三年(1856)年、アメリカ初代駐日総領事として下田に駐在したハリスは、翌年将軍に謁見し通商条約締結を求めた。幕府は条約の勅許を求めたが、失敗。次いで大老に就任した井伊直弼は勅許を得ないままに日米修好通商条約に調印した。しかしこれが激しい幕府への非難を引き起こす。井伊は反対派を安政の大獄で弾圧し、それに反発する水戸藩氏に桜...