日大通信 租税論 分冊2 合格レポート

閲覧数1,743
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日大通信 租税論 分冊2 合格レポート 平成23、24年度課題
     国税収入に占める個人所得税収入の割合は、平成24年度で日本は29.8%、アメリカは74.4%、イギリスは40.7%となっている。国により違いはあるものの、所得税は税収の大部分を占めている。日本において、国税及び地方税における所得税等と法人税等を合わせた所得課税の割合は52.3%と非常に高い。日本は所得税中心主義といえる。ではなぜ、それほど所得税は租税の中でも重要視されるのか。
     所得税のメリットは、①資源配分の効率性を攪乱する程度が少ないこと、②所得の再配分が行いやすいこと、③経済の安定に寄与することである。①については、中立性の原則が実現されているということである。消費動向に左右されないため、直接的に経済活動に与える影響が少ない。②と③については、累進課税の存在が大きく影響を与えている。累進課税とは、日本の所得課税において採用されている課税方式で、所得が多い人ほど高い税率が課せられるという方式である。累進課税には単純累進と超過累進の2つがある。
     まず、単純累進とは、課税所得が一定額以上になった場合に、その課税所得全体...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。