454 教育課程論 2単位目

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    1.教育課程には種々の考え方があり、それに伴い様々な分類の仕方、さらには類型がある。

     教育課程の古典的類型における①「教科カリキュラム」と②「経験カリキュラム」の特徴を述べると、①は教材を教科によって組織し、教材の論理的順序をたどって、諸事実や諸定義や諸原理をそれ自身として求めるもので、独立した本質を持ち孤立した教科の集合体という傾向をもつもの、②は学習者がそのときどきの状況における問題を解決しながら、自己の生活経験を積んでいくように組織され、自己の要求を充たしていく経験が尊ばれる。教材選択や組織は学習中の児童・生徒に合わせて選ばれ、経験重視のため生活と結びついた習慣や技能を習得し、個々の個性が形成される。

    古典的類型においては一方に教科中心教育課程があり、他方に経験中心教育課程があり、その中間に広領域教育課程が位置するような形で捉えることができる。また、別の分類の仕方を見てもおおよそ教育課程を、教育中心教育課程と経験中心教育課程とに分けることができる。

    教育課程の類型とは、教育課程の形態を分類する場合、教育内容の選択・組織・配列という教育課程の特徴を典型的に示すものであり、そ...

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