玉川大学通信教育学部「体育科指導法」第二分冊
2013年度のレポート課題です。(合格済)
参考程度にご覧下さい。
科目コード08810「体育科指導法」第分2冊
<略題>
体つくり運動
はじめに、平成元年の学習指導要領改訂によってそれまでの教師主体の「知識や技能を共通的に身につけさせ、その結果を重視して進められてきた教え込み型の指導のあり方」が根本的に見直され、「児童主体の楽しい体育」が提唱された。また体育科の役割として、生涯にわたり健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現することを明確にした。そして教師には、子どもたちがそれまでに習得した力を十分に生かし自ら考え主体的に判断・表現して、よりよく理解できる資質や能力を育成する学習指導が求められた。
平成10年には学習指導要領で体育科の目標に「心と体を一体として捉える」という観点が挙げられ、これを具現化するために従前の「体操」の名称を「体つくり運動」に変更した。「体操」の名称変更の主な理由のひとつは、体操という言葉が多義的で不明確ともいえるため学習内容の狙いが十分に理解されないまま指導が行われていたこと、もうひとつには体操領域の内容である「体力を高める運動」に「体ほぐしの運動」が加えられたことが挙げられる。つまり「体つくり運動」とはそれまで体操...