佛教大学通信教育課程、S0101教育原論 第2設題のレポートです。
A評価をいただきました。
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ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
ジョン・ロックの教育論は一般に紳士教育といわれており、紳士(ジェントルマン)は、健全な身体と道徳と知識を持っているべきであるとしている。また、理性的に適した事柄にしか同意しないように、精神を正しくすることが教育において重要であると説いている。
まずロックは親たちが幼児期の子どもを教育するに際して、子どもを可愛がるあまり、甘やかし好き放題させることで、必要な訓練が行われていないことを嘆く。子どもを甘やかすことで、子どもが生まれつき持っている性能を台無しにしてしまうからである。彼は、子どもの教育においては精神を正しくすることが重要であるとしている。精神を鍛えることによって、子どもは自分の欲望を我慢し、欲望がいろんな方向に動いても理性が最善と示すものに純粋に従うことができるのである。しかし、若いうちにその精神が鍛錬されていないと、自己の理性を活用すべき年齢になっても、自分自身の理性に傾聴し従うことは難しいのである。したがって、親は子どもが幼い時から、規則を守り、言うことをよく聞くように教育し、しつけをすべきである。
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