私が法学部を志望したのは、ただ何となく「法律を知っていたら、これから先、便利そう。」とか「マスメディアが発信する娯楽番組において法律がいとも簡単に面白く見えた」といった安易な考えからでした。しかし、入学後まもなく私は‘法律学の難しさ“にぶつかりました。なぜなら、高校の勉強とは全く違い論理性を問われる事が非常に多く、ただ単に特定の法律用語を暗記して事例に当てはめるだけではなく、その背景や経緯等も全て理解した上で、出来るだけ矛盾が無いように説明しなければなりませんでした。この事実に気が付いた時、私は政治学科の分野が如何に大事かと言う事を認識しました。なぜなら法律の勉強をすればするほど政治的・社会的な問題点に直面し、それを解決する為に様々な議論が為されてきたかを実感してきたからです。個人的にもNGOやNPOのボランティア、国際協力に関する授業など如何に公共の役に立てるかを主に学びたかった事もあり、むしろ社会学科に転科してしまおうかと悩んだ時期も有りました。しかし法律を学ぶ事で社会の仕組みを逆に学ぶ事もできると考えた為、とりあえずは法科の授業を中心に勉強し、政治の興味のある授業を取りました。 まずは、1年のとき、興味を持った授業が刑法でした。「どうして人が人を罰することができるのか」という序論に始まり、正当防衛まで、とても興味の惹かれる授業でした。そんな中、刑法に関心を抱くようになり、1年生から受講できる刑法の演習に入り、より一層刑法の知識を深めました。1年次に必修は3つありましたが、他の2つは、例え試験を受けてだめでも刑法だけは!と自分なりに限界に挑戦してみました。そして、頑張った甲斐があったせいか、満点という評価を頂くことができ、また法と罰についての妥当性について認識が深まり始めたのも、ちょうどこの時期でした。
志望理由
私が法学部を志望したのは、ただ何となく「法律を知っていたら、これから先、便利そう。」とか「マスメディアが発信する娯楽番組において法律がいとも簡単に面白く見えた」といった安易な考えからでした。しかし、入学後まもなく私は‘法律学の難しさ“にぶつかりました。なぜなら、高校の勉強とは全く違い論理性を問われる事が非常に多く、ただ単に特定の法律用語を暗記して事例に当てはめるだけではなく、その背景や経緯等も全て理解した上で、出来るだけ矛盾が無いように説明しなければなりませんでした。この事実に気が付いた時、私は政治学科の分野が如何に大事かと言う事を認識しました。なぜなら法律の勉強をすればするほど政治的・社会的な問題点に直面し、それを解決する為に様々な議論が為されてきたかを実感してきたからです。個人的にもNGOやNPOのボランティア、国際協力に関する授業など如何に公共の役に立てるかを主に学びたかった事もあり、むしろ社会学科に転科してしまおうかと悩んだ時期も有りました。しかし法律を学ぶ事で社会の仕組みを逆に学ぶ事もできると考えた為、とりあえずは法科の授業を中心に勉強し、政治の興味のある授業を取り...