経営戦略の策定プロセス 経営理念の設定 経営ビジョン・経営目標の設定 環境の分析 経営戦略の策定 位置取り戦略 ポジションペース型戦略 エクセレント・カンパニー コア・コンビダンス ビジョナリー・カンパニー PPM(product portfolio management) ポーターの競争戦略 コトラーの戦略
経営戦略の策定プロセスは、経営理念の設定、経営ビジョン・経営目標の設定、環境の分析、経営戦略の策定、の順によって進む。まず、経営理念の設定であるが、経営理念とは、組織が顧客や社会に対して実現しようとしているメッセージであり、信念、理想、哲学のようなものである。経営理念は、「何のために事業を行うのか」という点を明らかにし、自分たちの存在意義や使命を明確にするものでなくてはならない。次に、経営ビジョン・経営目標の設定であるが、経営理念をもとに、将来自分たちのなりたい姿を描き、目標を具体的に示すことにより、長期的な指針を明示することである。具体的に、経営ビジョンには、事業イメージ目標、事業構造・事業内容目標、組織文化目標などがあり、経営目標には、売上高・利益、職員数、人件費、施設・設備に対する投資、その他財務・会計の指標などがある。続いて、環境の分析であるが、経営理念と経営ビジョンを明確にし、それをどのように達成するかの戦略を立案する過程において、組織内外の現実を客観的に把握・分析するプロセスである。現状の把握・分析は、自法人がおかれている状況(外部環境)と自法人・組織の実態(内部環境)に...