佛教大学通信教育過程、S0610 国語科概論のリポートです。2013年対応です。2015年度、2016年度に関しても対応の場合もあるので、1度確認してみて対応しているようであれば参考にしてみてください。評価はAを頂きました。主に教科書を参考に作成しました。ぜひ参考程度に見て頂ければと思います。
作成して評価を頂いたレポートもアップしていきますので、ぜひ参考にどうぞ☆
http://www.happycampus.co.jp/docs/952142469859@hc11/
適切な言語運用能力について「基盤的言語力・文脈的言語力・主体的関与」の観点から考察して述べなさい。
[1章] 基盤的言語力と「読む・書く・話す・聞く」こと
国語力について考える場合、3つの要素に分けて考えると便利である。それが、「基盤的言語力」、「文脈的言語力」、「主体的関与」である。その中で、最も大事だと考えられるが基盤的言語力である。この言語力は、文字、語彙、文法、音声といった「言葉」の基盤となる力を指し、「話す・聞く」「書く」「読む」というすべての力と関わっている。国語力を考える場合は、まず、「基盤的言語力」なのである。そのため、読めない字、知らない語があったり、文の意味を勘違いしたりしていては、きちんとした読解力は育たない。さらに書けない字があれば、困ってしまう。また、他者と会話する場合においても、基盤的言語力の正しい理解がなければ、話すことも聞くこともありえないのである。
まずは初歩として、文字や表記に関するきちんとした能力の習得が必要だといえる。文章を読んで何らかの情報を理解するためには、通常、文字をもとに、言語情報を入力することが必要となる。文字が一通り読めるのと、すらす...