玉川大学通信教育学部「(教科)生活」第二分冊 、2013年度のレポート課題です。(合格済) 参考程度にご覧下さい。
科目コード08815「(教科)生活」第2分冊
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生活科は、児童を主体とし具体的な活動や経験によって人間としての基礎・基本を育成する教科といえるが、その中に「問題解決学習」と呼ばれるものがある。問題解決能力の育成は、学校教育全体の「生きる力」の育成とも深い関わりを持っており、生活科はこれと強く結びついた教科といえる。
問題解決学習の考え方・思想的背景
問題解決学習とは一般に、児童が直面している問題を解決させていくことにより児童自身の経験や知識を再構成し発展させようとする学習方法と考えられている。つまり児童を主体として、児童自身が問題に気付き、それまでの知識や経験を生かして問題を解決することで、さらなる理解を深めることが問題解決学習の特質と言える。
また問題解決学習の意義として、「学習原理」と「人生原理」のふたつが挙げられる。前者は学習者が何を学ぶべきか発見・選択し、どのように解決すべきかを思考する主体的な学習方法としてであるのに対し後者は、問題解決学習は人間のよい生き方よい生活行動を育成するという意義があり、よく生きるためにはよく問題解決にあたらなければならないとする考え方...