大阪芸術短期大学通信教育部保育科、保育、教育者論リポート、H25年12月提出、評価B
保育所の保育の目的を達成するために『養護と教育が一体的に展開されている』と保育所保育指針で説明されている。保育所で過ごす時間が長い子どもにとって、安心して過ごせる場所でなければならない。養護と教育の一体性はどのように展開されているかを保育所保育指針を通して詳しく述べていきたい。第3章の『保育の内容』のおいて、養護と教育がそれぞれ『保育のねらい及び内容』として示されている。
まず養護のねらいと内容について述べていく。子どもに保育所は家庭と同じようにできる場所であるとともに、保育者と安定した関係を築くことが前提である。ここで言われる養護は『生命の保持』と『情緒の安定』が挙げられている。まず『生命の保持』だが、ねらいは子どもが快適に、健康で安全に過ごせること、生理的欲求が満たされること、健康増進が積極的に図られることである。ねらいを実現するためには4つの内容が示されている。
一人一人の健康状態を把握する。
子どもの発育や発達、食事、睡眠などの状態を保護者から聞くことが大切である。保育中の健康状態の観察も必要である。
家庭との連携のもとで子どもを病気から守ること。
病気から守るため...