政治学(現代社会における議会制民主主義について)

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    「現代社会における議会制民主主義について」
     議会制民主主義とは間接民主主義とも呼ばれ、国民の中から選挙で代表者を選び、その代表者が国会で話し合って決めるという制度。つまり、国会は国民すべての意見を反映する場であり、国会での論議は国民全体の論議でなければない。国会議員は主権者である国民の意見を代表しており、また、国民を代表する国会議員は選挙によって公平に選ばれなければならない。

     1994年の選挙制度改革で衆議院に、各選挙区から1人しか当選しない小選挙区制と、政党名を選ぶ比例代表制が導入された。これにより、候補者重視であった選挙が、政党の政策を基準に投票すると予想された。しかし、新しい政党が多数出現した1993年の選挙では、政党重視の比率が大きく伸びたが、小選挙区制が導入された1996年の選挙では、政党重視と候補者重視の両者が拮抗した。2005年の総選挙では、政党重視が50パーセント、候補者重視が35パーセントと政党重視が増えてはいるが、1993年の比率には達していない。理由の一つとして無党派層が増えていることにある。このような無党派層の人たちには、候補者からの直接、間接の投票依頼が...

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