A評価 3400字 所見 両国の教育について歴史的、現代社会的観点から違いや共通点について比較されている。
第2設題 中国と日本における社会と教育のかかわりを比較して述べなさい
現在の中国
中国は日本の26倍の面積を持ち、人口は13億人である。人口のうち91.6%が漢民族が占め、55の小民族が存在する多民族国家である。広大な面積を持つため中国東南部は温暖であるが西部には山岳地域、砂漠等もあり、住んでいる人も違った文化や風習を持ち、言語も違う。
同じ中国語でも北京語、上海語、広東語などがあり、互いの言葉で話すと通じない程である。そのため普通話といわれる公用語として使われる中国語があり、学校教育で使用される。日本の大学で学ぶ中国語とされるのはこの普通話とされる中国語を学んでいるのである。
中国の教育の歴史
中国には古くから「科挙」といわれる官史登用試験が存在していた。試験により優秀な人材を登用しようとしたもので、合格することによって官僚になり、大きな富を築くことができるため、科挙に合格するための学問に熱心であり、教育国家であった。
しかし科挙に合格する為の学問であったため、それ以外の学問については研究されなかった。
時代は帝国主義の時代を迎え、ヨーロッパの国々が植民地化を進めていった。アヘ...