法学2レポート②

閲覧数1,709
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    WE1020 法学2(日本国憲法) 2 単位目 2012 年度
    『法学』北岡勲・児玉誠著(明星大学)
    1.議院内閣制の特色
    2.地方自治の意義

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①議院内閣制は、18世紀末から19世紀にかけて、イギリス憲政史上において形成された政治制度であるが、その制度の本質は、議会と政府を一応分離したうえで、政府が議会に対して政治的連帯責任を負うことにある。すなわち、国政の円滑な運営を確保しようとするところにあるものである。このような議院内閣制は種々存在するが、アメリカ型大統領制と、イギリス型議院内閣制の2つの側面から考察する。

     アメリカ型大統領制とは、政府と議会を厳格に分離する制度である。この制度は政府と議会の共働、依存、抑制の関係を弱くする点にある。まず、大統領は国民から選挙により選出され、閣僚も議員以外から大統領により選ばれる。次に、政府の職員は原則、議会へ出席し圧源することができない。そして、大統領は議会の解散権を持たないが、議会も大統領の不信任決議をすることもできない。最後に、立法権は、議会の専属事項であるため、政府には法律の発案権がない。つまり、アメリカ大統領は権力分立原理を最も厳格に採用した制度である。

     イギリス型議院内閣制とは政府と議会を分離しつつ、政府は議会の信任にもとづいて存立する制度である。この制度は政府と議会の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。