経済政策 分冊1 合格

閲覧数1,436
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    市場機構の役割と問題点について述べ、政府の役割について述べよ。

    *丸写し厳禁です!参考程度にお願いいたします。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    10 / 10

     市場には価格の変動を通じて、需要と供給の不均衡を調整し、両者を均衡させようとする仕組みがある。この仕組みを市場機構、市場メカニズムという。需要と供給が均衡するということは、生産物に売れ残りも品不足もなく、社会全体としてむだなく資本や資源が最適に配分されていることであり、理想的な経済状態である。この効率的な市場システムは、完全競争市場の下もたらされるが、完全競争市場は実現可能性が低いため、効率的な資源配分を達成できない場合がある。これを市場の失敗という。

     では、市場の失敗はどのような状況で起こるのだろうか。まず1つめは、独占や寡占、つまり非競争市場が形成されることにより資源配分の効率性が失われることがある。非競争市場では、財・サービスを1社、または数社のみが提供しているので価格決定権を持つ。故に自らの利潤最大化を目指し、生産を抑え、価格の上昇を意図的に操作することができる。その結果、財やサービスの価格は上がり、消費者は高い価格を払うはめになり、資源配分の効率性が失われてしまう。

     2つめは外部性である。外部性とは、ある経済主体の行動が、他の経済主体に何らかの影響...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。