中小企業論 分冊2 合格レポ

閲覧数1,784
ダウンロード数22
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    2、中小企業経営における金融問題の基本点を整理し、金融問題解決・緩和への政策を論じなさい。

    *丸写し厳禁です! 参考までにお願いします。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    10 / 10

     中小企業金融とは、いうまでもなく中小企業に対する金融である。中小企業は、株式や社債の発行による資本市場での資金調達はほとんど難しく、必要な資金は金融機関借入に頼ることが通常である。しかし、中小企業への融資は、経営上の特質から、大企業に対する融資より不利な立場に置かれているのが実情である。金融の緩和期には、中小企業とへの融資は都市銀行をはじめ、各金融機関ともに積極的に行うが、ひとたび金融の逼迫期に入ると都市銀行は中小企業の貸出枠を減少させる貸し渋りなどを行い、小口貸出しを切り捨てて自系列企業への融資集中に専念してしまう。

     このように、中小企業に対する金融は、緩和期になると専門金融機関存立の是非が問題になるが、逼迫期になると中小企業は絶えず金融の谷間に置かれ、金融機関の調整弁的な立場をとらされてきた。このような状況に置かれる中小企業金融の問題点として、一般に次のようなことがあげられる。

    ①資金需要はあっても、経営規模が小さく、借入額も小口でしかも長期資金の需要が少ないため、株式会社組織の金融機関からはとかく敬遠されがちである。

    ②個人的色彩の強い企業が多く、家計...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。