佛教大学 M6106 日本語学概論 設題2

閲覧数1,704
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    『最新版』 佛教大学通信教育課程の合格済みレポートです。
    ●図書館で資料を集めてから作成。参考文献も記載しています 
    ●文章構成やレイアウトにも気を配りました。
    ●設題の意図を正確に捉え簡潔にまとめています。ぜひ参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2設題 「美しい」と「きれいだ」について、意味の類似点と相違点を述べよ。
    本稿では「美しい」と「きれいだ」について、辞書を用いてその用法と用例を述べる。そしてそれぞれの類似点と相違点を言葉の意義、時代による使用法の移り変わりに注目しながら、整理することを目的とする。
    1.「美しい」と「きれいだ」の用法と用例

    まず「美しい」と「きれいだ」について、『日本国語大辞典 第二巻・第六巻』を用いて、その用法と用例を述べる。

    ・「美しい」の用法と用例

    肉親に対するいつくしみをこめた愛情についていう。愛らしい。

    例、「うつくしと思ひし妹を夢に見て起きて探るに無きぞ悲しき」

    幼少の者、小さい物へ感傷的にいう。様子がかわいらしい。愛らしく美しい。例、「うつくしきもの、瓜にかきたる児の顔。」

    美一般を表し、自然物などにもいう。きれいだ。見事である。立派だ。

    例、「美しい月」

    不足や欠点のないものにいう。ちゃんとしている。きちんとしている。

    例、「楽なんどをもうつくしくしらせ給ひ」

    人の行為や態度、また文章、音色などが好ましい感じである。

    例、「演舞場の鐘の音は美しいものだった」
    ・...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。