非限定文句の用例を用いた分詞構文導入や綴り字と発音の間の基本法則の指導法、第一次言語運用と第二次言語運用の指導法をまとめなさい。
【非限定文句の用例を用いた分詞構文導入について】
分詞構文とは、非定型文句の一種であり、文の主語を先行詞とした非限定の挿入的文句である。まず、分詞構文を導入する際は、非限定文句と限定文句を比較する。
限定文句:Anyone wishing to leave early may do so.
非限定文句:Her husband, having failed to obtain promotion, retired at the age of 50.
限定文句の例のwishing は、〔who wishes〕と解釈するしかできない。それに対して、非限定文句の例のhaving は〔who had failed〕とも〔as he had failed〕と非限定文句を副詞文句に置き換えて解釈することができる。このように、非限定文句は柔軟性を持ち、文脈により時・理由・付帯状況・条件・譲歩の意味を持つ。また、文中に位置する限定文句とは異なって、非限定文句は文頭・文中・文末...