物理療法の生理学的効果まとめ

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    理学療法学 ゴールド・マスター・テキスト3 「物理療法学」(メジカルビュー社)の内容から、各療法の生理学的効果をまとめたものです。

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    理学療法における物理療法は、以下の8種類が挙げられる。
    1.温熱療法
    2.寒冷療法
    3.光線療法
    4.電気刺激療法
    5.電磁波療法
    6.超音波療法
    7.水治療法
    8.牽引療法
    これらの療法について、生理学的効果をまとめる。
    1.温熱療法について
     温熱療法とは、ホットパック、パラフィン、赤外線、極超短波、渦流浴などを用いて、表在および深部の生体組織の温度を上昇させることで、全身または局所に生理学的効果をもたらす治療法である。
     温熱療法によってもたらされる生理学的効果は、以下の通りである。
    ・血管拡張に伴う血流の増加による鎮痛、消炎、浮腫抑制効果
    ・皮膚痛覚受容器の閾値低下
    ・筋紡錘機能の低下による痙縮抑制
    ・関節拘縮の予防・改善
    2.寒冷療法について
     寒冷療法とは、氷、冷水、コールドパック、クリッカー、コールドスプレー、持続的冷却装置を用いて、表在および深部の生体組織の温度を平常時より低下させることで全身または局所に生理学的効果をもたらす治療法である。
     寒冷療法でもたらされる生理学的効果は、以下の通りである。
    ・血管の収縮(一次的)およびその後の拡張(二次的):血流の減少およびそ...

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