Q0708宗教学 第一設題

閲覧数2,095
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信課程の合格済みレポートです。あくまでも学習の参考としてお使いください。各科目B判定以上です。テキストを中心にまとめています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     宗教の起源説の諸相を述べよ。
     宗教という文化が如何にして発生したかについて、今日に至るまで多くの学説を提起してきたが、宗教の起源を突き止めるには至っていない。その理由は、宗教の起源を事実として実証するのに十分な資料を得ることができなかったからである。
     しかし、これまでの長年の宗教の起源についての探究についての努力は全く無駄であったという訳ではなく、現存の未開社会や民間信仰の研究によって、少なくとも宗教の祖型またはその原初形態を求めることができるようになったのである。以下、宗教起源の諸相について述べる。
     まず、アニミズム説について、これは英国のタイラーによって展開された理論であり、如何にして原始宗教が成立したかを説明したものである。彼は、宗教とは「霊的存在への信仰」であるとしている。彼によると、原始人の霊魂観念は目覚めた状態と眠った状態の間のあいまいな生活経験から生まれたとされている。つまり、彼らが眠った状態で遠国へ旅をした夢を見たとしても、目覚めると夢を見る前と同じ場所にいるのであり、肉体とは別に肉体を離れて自由に行動する第二の自己(セカンド・セルフ)があるとしたのである。そし...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。