ノーベル化学賞がとりたい方、理由に興味がある方へ(*^^*)
〈参考サイト〉
wikipedia
有機って面白いよね!!「2001年度ノーベル化学賞」
科学者のつぶやき「2010年ノーベル化学賞決定!『クロスカップリング反応』に!!」
ほぼ日刊イトイ新聞「田中耕一さんの研究内容」
白川秀樹、アラン・マクダイアミッド、アラン・ヒーガー
導電性高分子の発見と開発
ATMなどの透明タッチパネルや、携帯やノートパソコンなどに使用されているリチウムイオン電池の電極に利用され、発光性・製膜性を有する
根岸英一、鈴木章、リチャード・ヘック
有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング
ベンゼン環などの炭素をつなぐための新たな化学反応(クロスカップリング)および、そのための触媒(パラジウム触媒)を開発し、これまで合成が事実上不可能だった有用物質(医薬品や機能性材料)を効率的にかつ自由度高くつくりだすことに成功した
野依良治、バリー・シャープレス、ウィリアム・ノールズ
不斉触媒による水素化反応の研究
鏡のような(左手と右手)のような対称性を持つ有機化合物の作り分けに成功
福井謙一(メモ魔)、ロアルド・ホフマン
化学反応過程の理論的研究
フロンティア軌道と呼ばれる軌道の密度や位相によって分子の反応性が支配されていることをはじめて明らかにした
福井さんの箴言
・「メモしないでも覚えているような思いつきは大したものではない。メモしないと忘れてしまうような着想こそが貴重なのです。」
・「時間と空間を媒介して、宇宙空間の全ては因果関係でつながっている。」
・「ひとりの人間は、無限の過去、無限の未来とつながっている。」
・「科学者を目指す若者に中等教育で最も励んで欲しいのは数学、特に平面幾何学である。」
下村脩、マーティン・チャルフィー、ロジャー・Y・チェン
緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見とその応用
GFPは、細胞内のシグナル伝達などに関与するタンパク質の細胞内局在を明らかにするツールとして、なくてはならぬものとなっている
田中耕一、ジョン・フェン
生体高分子の質量分析法のための穏和な脱離イオン化法の開発
分子に含まれる原子の種類と数、原子の組み合わさり方を教えてくれる質量分析法が、穏和なやり方によって生き物の研究にも使えるようになった
マリ・キュリー
ラジウムおよびポロニウムの発見とラジウムの性質およびその化合物の研究
ラジウムは時計の夜光塗料に、ポロニウムは人工衛星用原子力電池の熱源として利用された
ライナス・ポーリング(ノーベル平和賞も受けた)
化学結合の本性、ならびに複雑な分子の構造研究
化学結合を各原子の原子価軌道に属する電子の相互作用によって説明した
ロバート・カール、ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー
フラーレン(C60)の発見
多数の炭素原子のみで構成される、中空なサッカーボール状のクラスターの総称
市販のダイヤモンドより3倍程度硬いハイパーダイヤモンドの原料として使われる
また、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の特効薬としての利用が検討されている
さらに、C60フラーレンに4つのアミノ基をつけた水溶性フラーレン(TPFE)はDNAと結合できて、遺伝子の導入にフラーレンが有効であることが判明していて、DNAと結合したTPFEは細胞膜を通り抜けた後に分離し、放たれたDNAは発現する
〈参考サイト〉
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有機って面白いよね!!「2001年度ノーベル化学賞」
科学者のつぶやき「2010年ノーベル化学賞決定!『クロスカップリング反応』に!!」
ほぼ日刊イトイ新聞「田中耕一さんの研究内容」