2013年に85点で合格しました。
ちなみに、私は同志社大学法学部卒業です。
私が確認できたのは次の6つの過去問です。
(1)新学習指導要領では「総合的な学習の時間」を削減し、教科時間の増加がはかられている。その背景について具体的に論じなさい。
(2)学習指導要領など教育課程の今日的課題について、具体的に論じなさい。なお、この問題は、新テキスト『学校教育課程論[第二版]』で学習した内容に基づき解答すること。
(3)学習指導要領が新たに改正された背景として「学力低下」をめぐる問題が指摘される。中学生あるいは高校生にとって求められる学力とは何かについて、新学習指導要領にそって論じなさい。
(4)学習指導要領の変遷を見たとき、1958年の改訂によって学習指導要領の性格は大きく変容した。その内容について、中学あるいは高校を例にしながら述べなさい。
(5)今回の改訂された新学習指導要領(中学校:2012年、高等学校:2013年施行)の特徴について、中学校あるいは高等学校のいずれかについて具体的に論じなさい。
(6)中学校あるいは高等学校における教育課程の基準や原則的事項について論じなさい。
私の時は(2)が出題されました。
よろしければ、参考にされてください。
新学習指導要領では「総合的な学習の時間」を削減し、教科時間の増加がはかられている。その背景について具体的に論じなさい。
平成10年の学習指導要領改定により、「総合的な学習の時間」が創設された。「総合的な学習の時間」は、児童、生徒が自発的に横断的・総合的な課題学習を行うために設けられた時間で、児童、生徒の「生きる力」を育むことをねらいとして創設された。
その「総合的な学習の時間」は、新学習指導要領では削減され、教科時間の削減がはかられている。その理由を文部科学省は次のように答えている。
「生きる力」を育むために、総合的な学習の時間で行われている体験的な学習や課題解決的な学習はますます重要である。これらの学習のためには、各教科で知識・技能を活用する学習活動を充実することが必要である。よって、総合的な学習の時間の時数を縮減し、国語や理数等の時数を増加する。これにより、各教科での学習を踏まえ、総合的な学習の時間における教科等を横断した課題解決的な学習や探究活動の質的な充実が図られる。
上記のように、文部科学省は「生きる力」を育むためにも体験学習的な「総合的な学習の時間」の必要性を認めつつも、そ...