A評価リポートです。所見は「よくまとまっています。努力の跡がうかがえます」とのことでした。
ハヴィガーストの発達課題について述べよ。
人間にはそれぞれの発達段階に応じた課題があるという「発達課題」は、ハヴィガーストによって述べられている。この発達課題は、社会において健全な成長をもたらすものである。また、発達課題は個人の様々な時期に生じ、その課題を成就すれば幸福になり、その後の課題も成就するが、失敗すれば不幸になり、社会で認められずにその後の課題の達成も困難になる。発達課題は、身体的な成熟から生じるもの、社会の文化的圧力から生じるもの、個人的価値と抱負から生じるものがあるが、多くの場合はこれらの諸要素の相互作用から生じるのである。ハヴィガーストの発達課題は、「幼児期」・「児童期」・「青年期」・「壮年期」・「中年期」・「老年期」に分けて考えられる。
まず、0~5歳までの幼児期における発達段階には(1)歩行の学習、(2)固形の食物をとることの学習、(3)話すことの学習、(4)排泄の仕方を学ぶこと、(5)性の相違をしり性に対する慎みを学ぶこと、(6)生理的安定を得ること、(7)社会や事物についての単純な概念を形成すること、(8)両親や兄弟姉妹や他人と情緒的に結びつくこと、(9)...