国語学概論_分冊1合格レポートです。科目修得試験過去問(H20/3回~H25/3回)付。
国語学概論 分冊1
荻野綱男(編著)『現代日本語学入門』の「日本語学とは」から「文章と文体」までの各章ごとに、あなたがこの本で初めて知って興味を覚えたことについて、1章あたり270字から330字の範囲で、何にどんな興味を覚えたのか、説明しなさい。
〈ポイント〉
各章ごとに一通り読んで内容を理解した上で、自分の今までの知識に照らし合わせて、何が新しい発見なのかを考えるとよい。制限時数が短いから、いいたいことを短く端的に(かつ読んでわかるように)述べる工夫が必要である。
日本語学とは
世界の言語と日本語との比較において、日本語の特徴としてあげられる性質をもつ言語は他にも存在していることに興味をもった。例えば日本語以外で、言語体系のなかにしっかりした敬語が組み込まれている言語として韓国語があり、その敬語には日本語よりもさらに発達した厳密な使用ルールがある。また、日本語の話者≒日本人という、日本にいれば当たり前の状況が、他の諸言語にはそれほど極端にはみられない。単言語国家という言語状況が世界でも珍しい現象であるとともに、国内にいる分にはなんの不自由もなく便利だが、多言語の習得の機会の損...