イギリス文学史Ⅱ 分冊2 合格レポート

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    資料紹介

    有効期間25/4/1~27/3/31です。「課題に忠実によく学ばれています。両詩の比較についてはもう少し詳しく踏み込めればもっと良かったでしょう」との講評をいただきました。参考資料としてご活用ください。引用、参考文献;イギリス文学詩選 平井正穂(岩波文庫)イギリス文学史入門 川崎寿彦(研究出版社)

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    イギリス文学史Ⅱ(科目コード0412) 分冊2
    1.教材の「アンソロジー」の詩人を扱った箇所から2人選び、その詩人の作品の特徴を比較しなさい。詩の引用文には和訳を付けなさい。
     シェリ(1792-1822)とキーツ(1795-1821)について比較していく。彼らの生きたロマン主義の時代は1798年から19世紀初頭の30年間で18世紀末からの二つの革命によりヨーロッパ諸国に新しい時代の到来を期待させた。だがその後の進展は残酷な恐怖政治、軍人独裁政権の樹立など人々を裏切るものであった。後の世代の詩人たちが成長した頃のイギリスは、革命の理想に対する反動が最も盛んであった。ロマン派詩人にとって最高の能力といわれたのは想像力であり、人間の本能、感情や感覚の神秘的領域と人間と自然の複雑微妙な関係をその探求の目標とした。
     シェリは貴族の出身で父親は保守的で実際的な考えしかできない大地主であった。父親に代表されるこの世の「不合理な力」がのちの彼の、誰かを迫害から守る、束縛から解放するという熱烈な感情の源になった。彼の「西風の賦」(Ode to the West Wind,1819)についてふれたい。...

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