・概要
今回は非正弦波を分析し、それらがどのような周波数成分から成り立っているかを調べ、理論との整合性を検討するための実験を行った。
まず周波数成分を計るに当たって、B.P.F(バンドパスフィルター)を使った。B.P.Fでは設定した周波数以外の周波数成分をカットすることによって測定することができ、発振器側の周波数のn倍(nは整数)のときの高調波を測定することによって成分を計測できた。
まず始めに半波整流波、全波整流波、方形波についての各周波数成分を計った。これらの波形ではB.P.Fの設定した周波数が、発振器側の周波数のn倍時に周波数成分がとても大きくなった。
次にパルス波の各周波数成分の測定を行った。周期T、パルスが立ち上がっている時間をTPとするならば衝撃比 というように表すことが出来る。実験では、まずβ=0.5の時の各周波数成分を測定した。次に任意に衝撃比βを決定し実験を行った。実験では のときと のときの二種類について実験を行った。
実験結果の表、グラフを見ると明らかに分かるが、実験値と理論値との比較をしたところ約10倍の違いがあるときがあった。計測する際に、値を読み間違ったことが原因だと思う。次回以降の実験ではそういうミスがないように心がけたい。
今回の実験で非正弦波は、元となっている周波数の整数倍のとき、正弦波成分が現れ、その限りなく存在する各正弦波成分が合わさることによってさまざまな波形を形成しているということが分かった。
・実験目的
非正弦波はフーリエ級数によって正弦波に分解できることが知られている。電気・電子の分野でよく現れる非正弦波を分析し、それらがどのような周波数成分から成り立っているかを調べ、理論との整合性を検討する。
・実験方法
1.半端整流波、全波整流波、方形波
(1)半端整流を作り、シンクロスコープで観測せよ。(負荷600Ω)
電気工学実験
テーマ 非正弦波の分析
実験者 :
共同実験者 :
実験日 :9月19日
提出期限 :9月16日
提出日 :9月16日
再提出日 :9月17日
概要
今回は非正弦波を分析し、それらがどのような周波数成分から成り立っているかを調べ、理論との整合性を検討するための実験を行った。
まず周波数成分を計るに当たって、B.P.F(バンドパスフィルター)を使った。B.P.Fでは設定した周波数以外の周波数成分をカットすることによって測定することができ、発振器側の周波数のn倍(nは整数)のときの高調波を測定することによって成分を計測できた。
まず始めに半波整流波、全波整流波、方形波についての各...