抗がん剤の副作用について

閲覧数8,567
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    発熱のメカニズム
    定義 体温が一日の正常変動(日内変動)の幅を超えて上昇すること。セットポイントが高温期に移動することによっておきる。 メカニズムと随伴症状 機械的圧迫、病原微生物の代謝産物など、なんらかの原因によって視床下部の体温調節中枢が刺激されると、体温の調節レベルが高温値に設定される。

    耐熱の放散減少と産生亢進を行い、血液温度(体温)の上昇に努める。このときに起こる身体の反応を悪寒・戦慄といい、以下のような反応を伴う
    ・末梢皮膚血管収縮、立毛、アドレナリン分泌増加、ふるえ(戦慄)

    体温が体温調節レベルまで上昇し、正常より高い体温において耐熱の産生と放散が平衡する。つまり発熱状態になり、以下の種々の心身の随伴症状を伴う。
    代謝の亢進(1℃の上昇ごとに13%の増加) 発熱、発汗、顔面紅潮など
    循環器系の変化 心拍数・脈拍数の増加(1℃の上昇で1分間に7~10増加)、血流速度の亢進、血圧低下など
    呼吸数の増加
    消化機能の低下 食欲不振、舌苔、悪心・嘔吐、便秘、下痢など
    脱水 口渇、皮膚・粘膜の乾燥、尿量の減少など
    中枢神経症状 頭重感、頭痛、めまい、悪心・嘔吐、倦怠感、集中力...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。