S8109 教育方法学1(中・高)_設題1

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    第1設題 従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。
     現代の社会は、「生涯学習社会」とも「情報化社会」といわれ、さまざまな情報にアクセスする機会や、教育を受ける機会は、これまでのどの社会と比べても格段に広がっている。もはや学校が教育の場ではない、という認識はすでにわたしたちの間で常識となっている。近年、「教育改革」の名のもとで学校教育はこれまでの仕組みを大きく変えようとしている。なかでも、教育方法の変革は根本的なものである。基本的な知識や技能の習得および児童生徒の主体的な学習の両者を重視した授業と主体的な学習を基本とする授業について、設計および評価の点で比較し考察していく。
    まず授業設計について述べていく。設計は自分が実現したいと思い描いた時点から、それが確実に実現するように頭の中で概念を操作していく過程である。このとき概念は他の専門分野では、記号や数式、専門用語、図形などとして表現することが可能であり、専門家の間で経験を交流するために使用されて...

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