2013年度明星大学通信教育学部初等家庭科教育法1単位目のレポートです。
1、小学校家庭科におけるグループ学習の意義とは、児童同士で意見を交換し合ったり、協力して作業を行うことなどにより、児童が互いに学び合うところにある。
ただし、グループに応じた教師の指導助言も必要である。それぞれの得意・不得意を補い、協力することの大切さを学ぶことは、個人ではなく複数の人間で協力して生活する大切さ・家庭生活の大切さを感じる機会にもなるだろう。
グループを編成する上での留意事項は、能力程度の同質な者あるいは異質な者による編成、または出席簿順による編成など、学習指導の目的や学習内容等を考慮した上で検討することである。なお、グループ学習においては、グループごとに学習活動の内容が異なる場合がある。
各グループの活動内容や結果が把握でき、意見交換も行えるような場の設定が大切である。
次にグループ学習が適していると思われる指導例であるが、小学校では、「B、日常の食事と調理の基礎」の(3)調理の基礎にある、(ア)調理への関心と調理計画、(イ)材料の洗い方、切り方、味の付け方、盛り付け、配膳及び後片付けが適切にできること、などが良いだろう。
ここでは、学習の効果を高め...