英文学研究(テスト1-6)

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    資料紹介

    P6304 英文学研究(テスト1-6)
    テキストや参考図書をもとにまとめたものです。
    テスト前に暗記し、無事パスしました。

    1.エリオットの詩の初期から中期の作品を概観せよ
    2.エリオットの詩の中のアメリカ性について述べよ
    3.エリオットの詩の中のイギリス性について述べよ
    4.『一族再会』について、登場人物の道徳観を論述せよ
    5.『カクテル・パーティ』について、幸福とは何かを作者の観点を推測しながら論述せよ
    6.『長老政治家』について人生の終着点を目前にした人の生き方を作者の立場から考えよ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1エリオットの詩の初期から中期の作品を概観せよ。
    T・S・エリオットの作品は、彼の世界観とともに大きく変化していった。エリオットの初期の詩として、処女詩集『プルーフロックとその他の観察』がある。決められた詩形はなく、都市生活を対照的かつ比喩的な文脈を用いて描いている。それが次第に社会的なテーマ、さらには宗教的なテーマをモチーフにしていくことになる。
    エリオットの代表作として有名なのが、『荒地』である。第1次世界大戦の2,3年後に書かれた作品で、この詩の冒頭にある「無情な月」「死んだ土地」「精のない草木」などの表現が戦後の荒地と化した大地をあらわしている。エリオットは、この作品において、神話や民俗学などを駆使して、近代文明の破壊と、その前後の繁栄のなかに潜む堕落と衰亡の姿を描いている。
     中期の代表的な詩としては、『うつろなる人々』、『妖精詩集』、『灰の水曜日』の3編があるが、エリオットの詩風は途中で大きな転換を遂げる。エリオットは詩作や家庭における苦悩から宗教に救いを求め、英国国教会に改宗して英国へ帰化したのである。
    『うつろなる人々』は、現代文明の不毛と絶望を、追い詰められた最後の形...

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