初等家庭科教育法 2単位目
① 「衣服の着用と手入れ」の内容について、実際に問題解決的な学習を取り入れるにあたっては、以下のように学習指導を行う。
(1)実際に児童が着た服を机に並べて、問題を話し合う。
実際に児童が着ていた衣服を机の上に並べて、点検する箇所や汚れを落とす箇所等について話し合う。そのためボタンが取れている衣服や泥や汗やジュース等の汚れが付着している衣服を用意する必要がある。それを見て、「ボタンが取れていると不便だ」、「ボタンが付いていないと、身だしなみが悪くなる」や「汚れを落とすには、どうやって洗濯すれば良いか」と話し合わせる。
(2)問題解決のための計画を立てる
児童が着ていた衣服を班ごとに計画を立てて、衣服を気持ちよく快適に着られるようにするため計画を立てる。具体的には、衣服のボタンが取れているので、そのボタン付けを行う。また衣服を洗濯するには、その衣服に適した洗い方があるので、洗濯の仕方について考え、計画を立てる。
(3)計画を立てて、実際に問題解決のために調べたり、試したりする
ボタン付けには、実際にボタンと合う色の糸が必要である。それを探し...