学級における児童同士、児童と教師の人間関係づくりと「自己指導能力」の関係について述べなさい。それを踏まえて、担任としてどのような点に気をつけ、学級経営を行えばよいか考えをまとめなさい。
明星大学通信教育 2013・2014年度 児童・進路指導論 【PB3090】 1単位目
学級における児童同士、児童と教師の人間関係づくりと「自己指導能力」の関係について述べなさい。それを踏まえて、担任としてどのような点に気をつけ、学級経営を行えばよいか考えをまとめなさい。
はじめに、児童と教師の人間関係づくりは生徒指導を行うにあたり大前提である。教師が学校の生活の中で子ども一人ひとりをよく観察し、理解する。そして、日常の子どもたちの小さな変化に気づくことが大切である。時には、激励賞賛をし、時には、子どもに寄り添い一緒に困難に立ち向かうことを通し、お互いが成長し、子どもと教師の間に信頼関係を築いていくことがとても重要である。また、生徒指導で育てる「自己指導能力」とは、自己実現のために自分で自分を指導していく力である。この「自己指導能力」を養うためには、①「あなたあっての社会で、社会あってのあなただよ」というような自己存在感を与えること、②仲間同士が共感し互いに認め合い、人間関係のよさを味わい、仲良く、楽しく生活するために共感的な人間関係を育成すること、③さまざまな場面での自己決定の場を...