1.テキストの「図画工作(美術/造形表現)教育の意義・目的」(第1章)を読み、1,000 字程度に大意要約せよ。
2.テキストの「美術科教育の歴史」(第3章)を読み、「山本鼎の自由画教育」と「久保貞次郎の創造主義美術教育」とを、明治初期からの我が国の美術教育史の概略に位置づけ、1,000 字程度で説明せよ。
明星大学通信教育 2013・2014年度 図画工作【PB2060】 1単位目
1.テキストの「図画工作(美術/造形表現)教育の意義・目的」(第1章)を読み、1,000 字程度に大意要約せよ。
芸術活動を教育活動として扱う際には、内容的にも方法的にも「何がより普遍的か」に注意するべきである。しかし、図画工作科の教育については、何が最も基本的なのかがはっきりとしていない。そこで、教育における芸術の基本的命題を問い直していきたい。図画工作を教科として捉える場合、「教科教育の命題」に常に注意を払うべきである。
図画工作科の場合、基本的命題は①造形的表現活動とはいかなるものか②指導可能なこととは何かである。そして、これらの学習は小学校学齢期の児童を主体とする美術教育といえる。美術とは、学習指導要領の「造形的表現活動」にあたる。この造形表現活動は、造形的な「制作」あるいは、目や心での追制作的な面が色濃くある「鑑賞」の活動を総称して捉えるべきである。
見ることのうちに起こる直感的かつ直観的事実を、その有形無形を問わず、それが具体的事物であろうが心的状態であろうが、物的材料を借りて再現する...