ムサビ 美術論 課題2 合格レポート

閲覧数4,160
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本美術における、芸術と社会の関わりについて考察しなさい。できるだけテーマを絞り、具体的な記述でまとめること。
     日本美術だけに関わらず、社会(政治、宗教、国際交流など)と芸術は密接であった。しかし、現代ではそれが次第に分離し、今では全く関わり合いのないものとなっている、と思われがちである。私は現代でも社会と芸術は以前とは形を変えながらも、関わりあっている、と思うのである。そのよう思う理由を法隆寺と社会との関わりについて以下から述べる。

     法隆寺とは、推古15年(607年)頃に聖徳太子が建設した仏教寺院である。6世紀頃、大陸によりもたらされた仏教建築様式は、日本在来の端正で簡素な建築様式とは大きく異なり、華やかで本格的なものであった。大陸によりもたらされた仏教建築は、建築による国際交流とも呼べるのではないだろうか。日本にとっては新しく、新鮮で斬新な建築様式を大陸の人々から学ぶ機会があったことが伺え、文化的交流だけでなく、人的交流もあったであろう。

     次に法隆寺建設の目的から社会との関わりについて考える。目的の一つ目に、用明天皇が自身の病気の回復を祈ってお寺と仏像を造ることを誓願し、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。