言葉としての「自立」とその歴史的背景 明治期における自立観

閲覧数2,232
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    レポート福祉学自立歴史障害者

    代表キーワード

    福祉学自立

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    言葉としての「自立」とその歴史的背景 -明治期における自立観-
    言葉としての「自立」
     まず、われわれが日常的に用いている「自立」という言葉の意味はどうであるのか。一般的な国語辞典である『広辞苑(第5版)』では「他の援助や支配を受けず自分の力で身をたてること。ひとりだち。」とある。また、『大辞林(第2版)』では、「他の助けや支配なしに自分一人の力で物事を行うこと。ひとりだち。独立。」とある。
     われわれは日常生活においてこのように、「親からひとりだちして生計をたてる」といった意味で「自立」を用いており、「他からの援助や支配を受けない」「自分の力で」ということが含まれている。そして、それを理想の状態あるいは望ましい状態としてとらえているのである。
     このような意味で「自立」を捉えた場合、それに近い意味の言葉として「自助」が挙げられる。『広辞苑(第5版)』には「自分で自分の身を助けること。他人に依頼せず、自分の力で自分の向上・発展を遂げること」とあり、『大辞林(第2版)』には「他の力に依存せず、独力で事をなすこと」とある。
     このように「自助」と同様の意味で「自立」が用いられ、それが理想の...

    コメント1件

    hanamikan 購入
    参考に致しました。
    2007/08/20 23:54 (17年2ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。