明星大学通信教育課程の合格レポートです。課題レポート作成資料や試験対策としてご活用ください。
【課題】
1、言語環境の視点からみた保育者(幼稚園教師)の役割について述べよ。
2、幼児の言葉の発達に影響する条件をあげ、それぞれについて説明せよ。
※参考文献
「保育内容・言葉」日名子太郎著 発行/学芸図書(1998年)
言葉 言語 2単位目
1、言語環境の視点からみた保育者(幼稚園教師)の役割について述べよ。
幼児の言語教育では、環境が重視されている。理由として、幼稚園・保育所で、意図的な、あるいは一定の教育計画に従った言語教育が与えられる前に、自然学習に言葉の学習が行われる場としての環境があるからである。すなわち、言葉は生活、労働、遊びといった環境の中でのくらしから学習されているのである。また、絵本、テレビ、紙芝居、スライド、映画などの言語文化財が、幼児の言語学習の源にもなっている。そして、それらの言語文化財の伝達者の役目を果しているのが母親であり、また教師である。保育者の誘導や助言によって、環境の中で子どもの自発的な活動を促し、「自然の理」を身につけさせ、環境を創造しようとする子どもの能力を育てていく事が大切である。
「環境としての言葉」とは、幼児を取り巻く環境のうち「人間として生きていくために欠かすことのできない基本的な生活能力、言葉」と捉えることができる。日常的な言葉で新鮮な経験を与え、保育者や友達とのコミュニケーションとして相手を意識した言葉を使えるように援助し、言葉による表現の対象とな...