2014年の課題適用レポートになります。私はB判定で合格しました。是非、参考にしてください。
参考資料:学校カウンセリング入門(改訂版)友久久雄編
『教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。』
カウンセリングという言葉は、20世紀中頃になり使われるようになったが、もともとその概念は、広い意味では、人が日常生活を営むうえで生じる悩みに対して相談や指導をするということであった。これに対して、近代に入り社会の構造が複雑化するにしたがい、人々の悩みも多岐にわたり、その相談内容も多様化し、単なる素質や経験だけでは対応できないようになってきた。そのため、一定の知識や技術が要求されるようになり、今日一般に使われるカウンセリングという概念ができあがり発展してきた。
学校カウンセリングとは、一般的に考えれば「学校で行うカウンセリング」というように理解できるが、同時に教師は、生徒にカウンセリングを行うカウンセラーという立場もとらないといけないし、教師として授業やテストをして成績をつけたりする仕事もする。このような両方の
役割を担うということになるが、これは決して容易なことではない。しかしながら、ある中学生の調査で見ると、なにか悩みを持った時、誰に相談するかという設問に対し、一位が友人・先輩で40.2%、二位が親...