2014年度 放送大学 夏季集中科目 司書教諭資格取得に資する科目「情報メディアの活用」の単位認定試験合格レポートです。評価はA(89~80点)でした。 (設問)学校図書館の機能をよりよく発揮する方策の一つとして、公共図書館をはじめとする地域の諸機関との連携が考えられる。もし、あなたが勤務する学校で、地域との連携に関する提言をまとめることになり、あなたが司書教諭の立場で提言するとしたら、どのような提言を行うだろうか。実際には、あなたが学校に勤務していない場合でも、学校種を明確にしたうえで提言をまとめなさい。なお、記述にあたっては現状分析を丁寧に行い、提言内容を具体的に述べていただきたい。(1800字以上2000字以内)
学校種を勤務校の私立高等学校として提言をする。
学校図書館は、生徒の読書活動や学習活動の場として、学校教育の中核的な役割を担うことが期待されている。このため、校内で計画的な図書整備が必要であることは言うまでもないが、公共図書館をはじめとする地域の諸機関との連携を強化することで、学校図書館の機能はより充実する。昨今の高校生は興味関心のある分野も幅広く、コンピュータやインターネットに馴染みの深い世代である。学校内だけでなく、学校外のメディアや情報を提供できる環境を整えることにより、予算や排架スペースに限りのある学校図書館の収集機能、保存機能を補完し、生徒の読書活動や学習活動を活性化することができる。多岐にわたる情報から生徒自身が必要なものを選択し、活用する能力を身に着けることは、今後進学、就職する生徒にとって大きな力となり、生涯学習に繋げていくことも期待できる。
本校の図書館は、学校図書館研究会で学校間の情報交換や研修会は行われているものの、地域との連携が十分であるとは言えない。すでに公共図書館や大学図書館では、図書館ネットワークが形成され、相互貸借や情報交換が行われており、横断検索シ...