教科教育法国語1(4単位)「平泉」

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    資料紹介

    教諭の免許取得のための教科でした。指導資料をまとめて作成しました。評価Bでした。参考にしてください。

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     中学三年生の伝統的言語文化の教材として取り上げられている「平泉」(『奥の細道』,松尾芭蕉)の構造と特質について指摘しつつ教材分析を行った上で、学習指導の方向性について言及し、レポートすること。
     『奥の細道』は、『野ざらし紀行』その他の成果の上に成った、松尾芭蕉最後の紀行文である。俳文による紀行文学という新たな分野を確立したという点で、日本文学史上重大な意味を持つ作品でもある。その俳文特有の省略的で凝縮された文体を理解し、、地の文と、俳句との相関について考えを深め、そのなかで、芭蕉の人生観・自然観・文学観に触れさせたい。
     「平泉」の場面では、『平家物語』や『義経記』などの過去の作品をふまえ、奥州藤原氏や源義経などの古人を追想する、芭蕉の特別な思いを読み取りながら、その芸術性を味わいたい。ただ、歴史の授業ではなく、史実をなぞることが目的ではないため、ここでは悲劇の英雄の物語になっていった義経像や、それらに付随する武勇談を知る程度にしておきたい。とはいえ、義経主従の運命や、藤原氏三代の栄枯盛衰についての知識は、教科書の脚注を補いつつ、整理する。
     前半部分には、五百年の時の流れの上に立...

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