在日と呼ばれる人々の人間としての権利に関するレポート。「A+評価」
平和・人権論 レポート
タイトル:韓国人留学生から見た在日韓国人たちの権利
・はじめに
韓国と日本はもっとも互いに隣接している国でありながら、もっとも互いのことを牽制している国同士だと個人的には思う。しばしば韓国では、「近いけれど遠い国、日本」という表現がよく用いられるが、自分の考えでは、軍国主義の日本を経験した、あるいは、間接的に経験した人々が、まだは、現在の韓国を引っ張っている時代だからこそ、そのような表現もできたのではとも思われる。しかし、自分のような若い連中たちは、日本を単なる隣接国家としてしかみなさない傾向もある。実際に、自分は留学の対象国として日本を選んだし、日本の音楽やドラマなどの文化を楽しむなど、日本をありのままみなそうとしている人々も少なくない。
だが、実際に日本へ来て、自分の意思でもなかったのに、様々な差別を受けつつ、日本で暮らしてきた「在日韓国人」たちの話をたまに耳にすると、非常に悲しくなる。また、金城一紀の小説「Go!」で描かれたその子孫たちのアイデンティティーの問題など、実際に今回のワールドカップで北朝鮮の代表として参加した在日韓国人であるチョン...