音声と画像
1-1.音声認識とCG画像を結びつけた研究
音声と画像は直接的には結びつかないように感じる。聴覚と視覚という全く別の感覚器官を使うものだからだ。しかし、コンピュータのデジタル信号上ではこれらを結びつけることが出来るだろうし、これらを結びつけることが出来れば新しい世界が広がるように思う。
音声を画像に変化することは容易である。音声は振幅と波長によって認識され、信号化される。また、その信号の連続を調べることで、音の長短を測ることも出来るし、近年では音声を文字として認識することも可能となっている。これらの中から、振幅、波長、長短を特徴化することで、それらを反映した画像を作成することが出来る。例えば、「あ」という音声を発すれば球体の画像を作成したり、その音を伸ばせばその球が膨らんだり、発音を止めれば破裂したり、など音声で画像を操ることが出来る。この操作を行うために、コンピュータに「あ」という音声を登録して、その音声を認識すれば球状のCG画像を作成するようにプログラミングを組む。長音の認識中はその球体が拡大されるようにプログラミングを関連付けし、音声がなくなったときにその球が破裂する...