2.目的
界面活性剤を硬水中で使用し、溶液の濁り具合によって対硬水性を比較する。
*硬水はCa2+やMg2+などの金属イオンを含んでおり、界面活性剤を硬水中で使用すると界面活性剤の陰イオンと沈殿を作る。これが陰イオンを除去し、洗剤の効果を少なくしている。
*水中で電離するものを陰イオン界面活性剤、電離しないものを非イオン界面活性剤という。
3.実験
3.1 試料
陰イオン界面活性剤
・ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
・ラウリン酸ナトリウム
非イオン界面活性剤 ・ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイト(Tween80)
3.2 方法(1):?各種界面活性剤の0.2%水溶液をメスフラスコを用いて250mlずつ調整した。(試料0.5gずつ使用)
?100°DH硬水を500ml調整した。(1°DHはCaCl2 1.98mg/100ml としたので、試料は990mg使用した。)
?試料溶液50mlを200ml三角フラスコに入れ、フラスコの底に幅1.5mm、長さ15mmの黒十字を書いた白い紙をしいた。
?50mlビュレットに硬水を入れ、フラスコをよく振り混ぜながら、ビュレットから硬水を少量ずつ滴下した。
?溶液が白濁して黒十字が見えなくなった点を終点とし、終点までの滴下量をもって対硬水性とした。(滴下量が多いほど対硬水性に優れている。)
試料ごとに3回繰り返し測定を行った。
方法(2):?上記の試料溶液に20°DH硬水50ml(方法?で使用したDH硬水を5倍に薄めたもの)を加えた。
??を加熱溶解した後、徐々に冷却し、白濁が生じ始める温度を測定した。
実験題目 界面活性剤の対硬水性
実験日 2001.11.16 (気温 13.8℃)
目的
界面活性剤を硬水中で使用し、溶液の濁り具合によって対硬水性を比較する。
硬水はCa2+やMg2+などの金属イオンを含んでおり、界面活性剤を硬水中で使用すると界面活性剤の陰イオンと沈殿を作る。これが陰イオンを除去し、洗剤の効果を少なくしている。
水中で電離するものを陰イオン界面活性剤、電離しないものを非イオン界面活性剤という。
実験
3.1 試料
陰イオン界面活性剤 ・ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
・ラウリン酸ナトリウム
非イオン界面活性剤 ・ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイト(Tween80)
3.2 方法(1):①各種界面活性剤の0.2%水溶液をメスフラスコを用いて250mlずつ調整した。(試料0.5gずつ使用)
②100°DH硬水を500ml調整した。(1°DHはCaCl2 1.98mg/100ml としたので、試料は990mg使用した。)
③試料溶液50mlを200ml三角フラスコ...