S0527 学校教育課程論  佛教大学  A判定

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    資料紹介

    「学校の教育課程とは何かについてきちんと論じられており、その基準や編成原理についてもきちんと押さえられ、秀逸なレポートと判断できます。また、学習指導要領の法的拘束力や今日的課題についても行政と現場とのギャップや学力低下についても触れられており、当該設題にきちんと答えたものとなっています。」との所見をいただきました。
    テキスト 学校教育課程論 原清治編著

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育課程の概念は一般に、「学校において編成する教育課程とは、学校教育の目的や目標を達成するために、教育内容を生徒の心身の発達に応じ、授業時数との関連において総合的に組織した学校の教育計画である」(文部科学省『中学校学習指導要領解説「総則編」』)と解されている。

    教育課程の基準となるのは学習指導要領である。わが国の戦後における教育課程の歴史的変遷を辿り、おのおのの時期にいかなる教育課程が制定されたかを概観する。戦後、民主主義を日本に定着させる必要性を自覚した文部省は、戦前からの教育課程の改革に着手した。教科書から戦意高揚に関する記述をなくし、修身科を廃止し公民科を設置、画一的教育から生徒の自主性を重視した教育へ転換した。またGHQも「教育に関する四大指令」を出し、日本の教育改革に着手した。戦前の教育課程の中核であった修身、国史、地理の授業が中止され、教科書も回収された。昭和21年文部省は、新教育指針の配布を始めた。これは、民主主義的な教育の理念と実際の指針を提示したが、法的拘束力はなく現場の教師が授業を行う際の手引書にすぎなかった。その後、日本国憲法が発布され、その下で昭和22年教育基...

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