染料溶液の吸収スペクトル(酸解離平衡定数の測定)

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    資料紹介

    メチルレッド(分子量269.3g/mol)の酸解離平衡定数を測定値から求める。

    *メチルレッドは水溶液中で両性イオンの形(HMR)で存在し、赤色を呈する。これに塩基が加わると黄色のアニオン(MR−)となる。

    方法
     1)?の酸性溶液(HMR)および塩基性溶液(MR−)それぞれについて、分光光度計により水を対照として吸収スペクトルを測定し、λmaxを求めた(λ1,λ2)。さらに、酸性、塩基性それぞれにおいてLambert-Beer則が成立することを確認し、α1,α2,α1’,α2’を求めた。(λ1,λ2において濃度に対して吸光度をプロットし,原点を通る直線の傾きより求めた。)
     2)?の各溶液について、λ1,λ2における吸光度A1,A2を測定した。また、pHメータにより各溶液のpHを測定しておいた。 *吸光度とpHは同じ温度で測定した。
     3)(4)(5)式から各pHにおけるHMRとMR−の濃度を求めた。
      4)(3)式から各pHにおけるpKを計算し、それらの平均値を求めた。
      5)また、pHに対してlog([MR−]/[HKR])をプロットし、log([MR−]/[HMR])=0のときのpHの値からpKを求めた。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    実験題目 染料溶液の吸収スペクトル:酸解離平衡定数の測定
    実験日  2002.1.11(天候 晴れ・気温 16.8℃)
     1.25(天候 晴れ・気温 17.9℃)
    目的
       メチルレッド(分子量269.3g/mol)の酸解離平衡定数を測定値から求める。
    メチルレッドは水溶液中で両性イオンの形(HMR)で存在し、赤色を呈する。これに塩基が加わると黄色のアニオン(MR-)となる。
         HMR ⇆ H+ + MR-                    (1)
                   K=[H+][MR-]/[HMR]           (2) (K:解離定数)
             1/K=[HMR]/([H+][MR-])
             log(1/K)=log([HMR]/[H+][MR-])
    log1-logK=-log[H+]+log([HMR]/[MR-])
             -logK=-log[H+]-log([MR-]/[HMR])
             pK=pH-log([MR-]/[HMR])       (3)
    HMRとMR-が共存している液においてL...

    コメント1件

    kometa 購入
    グラフも多く取り上げられているし、細かく説明されているので良い。
    考察と言うより、実験結果という印象が強い。
    もう少し考察的なところを希望する。
    2005/11/05 18:39 (19年1ヶ月前)

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