【A判定】です!
教員の評価にも、「クライエント中心療法と行動療法について、よく見てもらいました。レポートは、テキスト・文献等をよくまとめて書いてありました。」と高評価の所見をいただいております。
皆様のお力になれる資料かと思います。
レポートなど資料作成する際の、ご参考としてご活用ください♪
「今日の多くの学校や研究所相談室では、来談者中心療法と行動療法のカウンセリング技法が活用されている。この2つを基礎的な理論面、技法面、長所短所等を比較しながら述べよ。」
1.来談者中心療法
来談者中心療法は、カール・ロジャーズ(Rogers,C.R.,1902-1987)の創造的な理論を基盤にして展開された、カウンセリングの立場である。
ロジャーズは1940年代当時に、アメリカで支配的であった精神分析的な心理療法とは異なった「非指示的」なカウンセリングの立場を開発した。現在、わが国で行われているカウンセリングの大半は、この理論と技法に基礎を置いているといえるだろう。
来談者中心療法では、人間は、「あるがままの自分」と「こうなりたい自分」があって、2つの自分が一致していない時に不安定になると考えている。また、人間の内部には、自己実現を完全に成し遂げようと絶えまない努力を続ける強い力と、自分の問題を十分解決できる能力があるとしている。そのため、援助者は、評価したり矯正しようする圧力を加えたりせず、その人を、ありのままに受け入れて、その人が表現する物を鏡のように反射して明確化を行う...