本稿作成者は全課程修了済です。
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S0616 国語科教育法
第1設題
国語科授業の計画と評価について述べよ。
(1章) 学習者主体の授業
国語科教育における教授と学習行動の目標は、「教授者、学習者、教授・学習材」のいわゆる「教授・学習三角形」の中核に位置し、三要素を統合する位置にある。学校教育における国語科教育としての目標を述べるにあたり、以下の学習指導要領について触れる。
2008年3月28日に告示された小学校等の新学習指導要領において、「第1 教育課程編成の一般方針」には、「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力を育むとともに、主体的に学習に取り組む態度を養い、個性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際、児童の発達の段階を考慮して、児童の言語活動を充実するとともに家庭との連携を図りながら、児童の学習指導が確立するよう配慮しなければならない。」と示している。
今回の改訂に至る背景には、中央教育審議会の答申における以下の指摘に基づいている。まず、知識基盤社会など時代や社会が要請する学力への対応である。これまでの日本の学校...