佛教大学 M6106 R0113 日本語学概論 第一説題

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    資料紹介

    佛教大学通信課程のレポートを作成する際に参考になれば幸いです。

    【設題】
    「仮名づかい」について述べなさい。

    添削担当者の評価を以下に示します。
    【設題の把握】 十分
    【テキストの理解】 十分
    【評価】A
    添削者からの訂正が無く、合格でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    はじめに、仮名づかいの成り立ち、歴史に関して述べることとする。漢字から仮名へと変遷していく中で、日本語を書き表すために作られた表音文字である。広義では仮名は、万葉仮名・平仮名・片仮名の三種をさすが、狭義の仮名は、平仮名と片仮名をさす。またこの二つは、万葉仮名と違って、ただ音だけを示している。その仮名を使っていくうえで、「国語を仮名で書き表す場合、どのような仮名を用いるかについて」の決まりのことを、仮名づかいと呼ぶ。そして、時代が移るにつれて、徐々に音韻変化が進行したことにより、仮名の種類と発音との対応関係に混乱がみられるようになり、仮名を用いる規範として「仮名づかい」がまとめられるようになった。このようにしてまとめられてきたものとしての仮名づかいには、『定家仮名づかい』『契沖仮名づかい』『現代仮名づかい』の三種類がある。ここでは、それぞれの仮名づかいに関しての特徴を述べ、そして問題点を考えてみる。

     まず、『定家仮名づかい』について述べる。藤原定家は、その著書である『下官集』において「お・を」「え・へ・ゑ」「ひ・い・ゐ」の三種八文字の仮名においてそれぞれに用いるべき語例を記し、区別す...

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