佛教大学 M6108日本漢文入門 第2説題

閲覧数3,165
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    佛教大学通信課程のレポートを作成する際に参考になれば幸いです。

    【設題】
    万葉集における「七賢」について概説せよ。

    添削担当者の評価を以下に示します。
    【設題の把握】 十分
    【テキストの理解】 十分
    【評価】B
    【所見】
    讃酒歌・旅人について要点をまとめられています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    万葉集における「七賢」を概説するにあたり、その語を含む「大宰帥大伴卿讃酒歌十三首」の引用を用いつつ、各首の通釈及び考察を加える。そののち、竹林の七賢について概説することとする。

    【万葉仮名】験無 物乎不念者 一坏乃 濁酒乎 可飲有良師(3-338)

    【訓読】験なき物を思はずは一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし

    【通釈】くよくよと甲斐のない物思いに耽るよりは、一杯の濁り酒を飲む方がよいらしい。
    【万葉仮名】酒名乎 聖跡負師 古昔 大聖之 言乃宜左

    【訓読】酒の名を聖と負ほせし古の大き聖の言の宣しさ(3-339)

    【通釈】酒の名を聖人と名付けた昔の大聖人の言葉のなんと結構なことよ。

    【補記】『魏史』巻二十七、清酒を聖人、濁酒を賢人に譬えた故事に由る。
    【万葉仮名】古之 七賢 人等毛 欲為物者 酒西有良師

    【訓読】古の七の賢しき人たちも欲りせし物は酒にしあるらし(3-340)

    【通釈】昔の竹林の七賢も、欲しがったものは酒であったそうな。

    【補記】『世説新語』任誕篇の竹林の七賢が酒を飲み清談に耽ったとの故事に由る。
    【万葉仮名】賢跡 物言従者 酒飲而 酔哭為師 益有良之

    【訓...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。