佛教大学通信教育過程
S0528道徳教育の研究のレポートで2014年に判定Aを頂きました。
レポートを作成する際に参考になれば幸いです。
「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。
学生時代を通して「道徳」の時間とは、「心のノート」を使って、人を思いやる事や人権問題に関しての学びが主であり、自分ではなく他人の事を考え、正しい答えを導き出す時間と思えていた。現在、文部科学省は「道徳教育」について、「児童生徒が、生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身に付けることは、とても重要。」(1)とある。平成26年から、小・中学校向けの道徳教育教材が、「心のノート」から「私たちの道徳」へと変わり、ねらいを「道徳的価値について自ら考え、実際に行動できるようになること」(1)とし、「生きる力」がより濃く出てきている。「生きる力」とは、他者との協調と思いやりに加えて、自らがどう学び、考え、判断し、行動するのかの能力や、生きるために必要な健康や体力作りといった内容である。これらについて、日本での道徳教育とは何か、また戦前から戦後にかけての日本と欧米の道徳教育の思想についても含めて、「生きる力」の育成と「道徳教育」について述べていく。
はじめに、学習指導要領における道徳教育の目標として、「道徳教育の目標...