ご観覧頂きありがとうございます。 明星大学の2015年レポート課題、初等国語科教育法(書写を含む)2単位目の合格レポートです。 評価は良かったです
2015 年度 PB2110 初等国語科教育法(書写を含む。)
使用教科書:『初等国語科指導法』長谷川清之(明星大学出版部)
課題2 2008年告示の学習指導要領の目指す理念をまとめ、これからの国語科教育の目標と内容、指導についてまとめましょう。
✩どのような指導をすべきか、指導の理念・目標・配慮すべき事項を捉え、考察することが大切。
評価 指導の理念・目標・配慮すべき事項と、その理由や経緯が明確に示されています。
「初等国語科教育法(書写を含む)」
単位2 2008年(平成20年)告示の学習指導要領の目指す理念をまとめ、これからの国語教育の目標と内容、指導についてまとめましょう。
2008年の学習指導要領は、「2002年問題」という学力低下論争をきっかけにした様々な教育施策が行われる中で告示された。この論争とは、OECDが実施するPISA調査の結果、読解リテラシーが2000年~2006年の間に8位から15位に低下したことがきっかけであった。そこで文部科学省は、「生きる力」を中核に様々な教育施策を実施していた。
2008年の学習指導要領では、求める学力を①基礎知識②知識・技能を活用して課題解決するのに必要な思考力・技能の習得③学習意欲、の3点と明確にし、知識基盤社会に生きる力の育成が理念とされた。それに伴い国語科教育においても、社会の変化に対応した新しい指導方法が求められた。それは、言語活動を通して、自ら学び、国語の知識や技能を習得し、思考力、想像力、表現力を伸ばし、読書等を通して自ら探求する意欲や態度を養うことである。ここで教師に求められるのは、「いかに教えるか」ではなく、「いかにして学ばせ...