◦個別課題、実験目的
アナログテスターを用いて、未知の電圧、抵抗を測定し、素子の同定をする。また、ダイオードの各レンジの抵抗測定結果について考察する。
◦実験方法
(1)直流電圧の測定
テスターを最適DCレンジに切り替えて乾電池の電圧を測定した。
(2)交流電圧の測定
交流AC100Vを測定できるレンジに切り替え、コンセントの電圧を測 定した。
(3)低抗体の測定
抵抗測定レンジに切り替え、被測定体に見合ったレンジで測定した。 測定した抵抗値と規格表示(カラーコード)を記録し、その表示値を 求めて測定値と比較し、誤差の範囲にあるかを検討した。
(4)電子箱上の未知の素子の同定
テスターを用いて電子回路の機能を判定した。判定方法は以下の通り。
コンデンサー:充電されるまで電流が流れた後に、高抵抗又は測定不 能の高抵抗値を示す。
ダイオード:特定方向のみ電流が流れ、または抵抗値はテスターリー ドの接続方向によって大きく異なる。
抵抗:両方向とも電流が流れ、かつ抵抗値は同じになる。
(5)ダイオードの抵抗
a)電流の流れる方向を見つけ、各方向の抵抗値を測定した。また、ダイ オードの記号と実物の表面表示との関係を示した。
b)テスターの抵抗レンジを変えて、ダイオードの抵抗を測定し、その結 果について考察した。
※抵抗レンジでは、電圧測定とは反対に、内部の電池からテスターリー ドを通じて被測定体に電流が流れる。その内部電池の極性を調べるため に、他のテスターで発生している直流電圧の値と極性を確認、記録した。
◦実験結果
(1)乾電池の電圧測定の結果は下の表-1のようになった。
(2)同様にして、コンセントの電圧測定の結果は下の表-2のようになっ た。
・乾電池の電圧測定の結果 ・コンセントの電圧測定の結果
回数 測定値/V 1 1.60V 2 1.60V 3 1.60V 4 1.60V 5 1.60V 6 1.60V 7 1.60V 8 1.60V 9 1.60V 10 1.60V 平均値 1.60V
回数 測定値/V 1 102.0V 2 102.0V 3 102.0V 4 102.0V 5 101.9V 6 101.9V 7 101.8V 8 101.9V 9 101.9V 10 101.8V 平均値 101.9V
表-1 表-2
(1)、(2)とも測定値の誤差は読みとり値の3%とするので、 (1)の場合、誤差は1.60V×(3/100)=0.05Vである。よって、測定 結果は(1.60±0.05)Vであった。
同様にして(2)の場合も誤差は読みとり値の3%とするので、誤差 は101.9V×(3/100)=3.1Vである。よって、測定結果は(101.9± 3.1)Vであった。
(3)カラーコードが(橙・黒・赤・金)の抵抗を測定した結果は表-3、 (青・灰・赤・金)の抵抗を測定した結果は表-4である。
・抵抗体の測定結果
回数 測定値/Ω 1 30×102Ω 2 30×102Ω 3 30×102Ω 4 30×102Ω 5 30×102Ω 6 30×102Ω 7 30×102Ω 8 30×102Ω 9 30×102Ω 10 30×102Ω 平均値 30×102Ω
回数 測定値/Ω 1 69×102Ω 2 68×102Ω 3 69×102Ω 4 68×102Ω 5 69×102Ω 6 69×
◦個別課題、実験目的
アナログテスターを用いて、未知の電圧、抵抗を測定し、素子の同定をする。また、ダイオードの各レンジの抵抗測定結果について考察する。
◦実験方法
(1)直流電圧の測定
テスターを最適DCレンジに切り替えて乾電池の電圧を測定した。
(2)交流電圧の測定
交流AC100Vを測定できるレンジに切り替え、コンセントの電圧を測 定した。
(3)低抗体の測定
抵抗測定レンジに切り替え、被測定体に見合ったレンジで測定した。 測定した抵抗値と規格表示(カラーコード)を記録し、その表示値を 求めて測定値と比較し、誤差の範囲にあるかを検討した。
(4)電子箱上の未知の素子の同定
テスターを用いて電子回路の機能を判定した。判定方法は以下の通り。
コンデンサー:充電されるまで電流が流れた後に、高抵抗又は測定不 能の高抵抗値を示す。
ダイオード:特定方向のみ電流が流れ、または抵抗値はテスターリー ドの接続方向によって大きく異なる。
抵抗:両方向とも電流が流れ、かつ抵抗値は同じになる。
(5)ダイオード...